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『忍者ツールズ』上で、絵師・イラストレーター約1,700人に対して「イラスト・漫画に関するアンケート調査を行いました。絵の描き方や、利用しているツール、同人活動など絵師特有の全31項目について詳細に掘り下げた貴重な調査結果です。
調査概要
・有効回答数：1,686人
・調査期間 ：2012年8月16日～2012年8月23日
・調査対象 ：『忍者ツールズ』ユーザー
・調査方法 ：WEB上でのアンケート調査
※注意：調査データやグラフは、引用目的であればご自由にお使いいただいて構いません。
引用の際には出展元とこのページへのリンクをご明記いただければ幸いです。
オリジナル派と二次創作派は、ほぼ互角の結果となりました。今回はわずかにオリジナル派が優位でした。
月に「2～4枚」（30%）「5～9枚」（14%）がボリュームゾーンとなっております。おおよそ、週に1枚程度のペースで作品を仕上げる方が多いようです。
1時間未満という方から、48時間以上という方まで幅広く分かれています。
すべてデジタル作業が48%と最も多くの割合を占めました。過去3年分を比較してみても、年々デジタル派が増えている様子が見受けられます。
過去の調査に引き続き、デスクトップ型が優位を保っています。ノート型のスペック向上が進んでいますが、イラスト作成にはまだデスクトップ型への信頼度が高いようです。
83%がペンタブレット派でした。ペンタブレットが必須ツールとなりつつあるようです。
引き続きワコム社製品が圧倒的なシェアを獲得しています。BAMBOO（昨年33%→38%）、intous4（昨年15%→18%）が昨年よりもシェアを伸ばしています。
A5サイズが最大のシェアを占めているようです。
Photoshop（66%）、Saiが（43%）が高いシェアを占めています。
イラストや漫画を公開しているサイトを持っている方は全体で74%に上りました。
週1回程度から、数ヶ月に1回と幅広く分布しているようです。
14歳と答えた方が8.6%ともっとも高い結果でした。次いで18歳（8.1%）、20歳（7.4%）が高い一方、小学生相当の12歳以下でも12.3%と高い割合を占めています。
pixiv、Twitterが変わらず高い割合を占めています。
現在所属中は24%、過去も含めると約45%の方が何らかの同人サークルに所属経験があるようです。
66%の方が一人サークルという結果でした。3人くらいまでのサークルが89%を締めており、それ以上のサークルはごく一部のようです。
同人誌即売会に頒布側（出展側）として参加したことがある方は全体の45%と、かなり高い割合でした。
67%の方が前回出展時よりも増えたと回答しています。
30冊未満が42%と大勢を占めています。30冊が一つ目の壁となり、30冊以上売れればそこからの傾斜はなだらかになります。しかし、300冊でもう一つの壁にぶつかり、それ以上売れる作家は全体の10%程度に限られているようです。
回答者のうち、83%が全年齢対象で、アダルトコンテンツなど年齢制限のあるものは約2割でした。
二次創作が81%と高い人気を占めていました。
同人誌の売れた冊数をレイティング別にクロス集計してみた結果です。全年齢対象の山は10～29冊ですが、年齢制限ありでは100～299冊がもっとも票数を集めており販売力に大きな差を感じられます。
同人誌の売れた冊数をジャンル別にクロス集計してみた結果です。全体的に、オリジナルよりも二次創作の方が販売しやすい傾向にあるようです。
自分をオタクだと回答いただいた方の割合は78%でした。
友人や家族にカミングアウトしている人が多かったようです。一方、誰にもカミングアウトしないという強い意志の方も5%いらっしゃいました。
71%の方が、遅れたことがないと回答されています。一方で、遅れたことにより特急料金になったり、コピー本になったり落としたりされた経験を持つ方も少なからずいらっしゃるようです。
無断転載に関してアンケートを行いました。引用元が説明された形では、約半数の方が許容範囲と答えています。（自分のサイトに転載50%、ツイッターに転載51%、ツイッターのアイコンに利用40%）一方で、説明がないものについてはほとんどの方が「ダメだと思う」と回答されています。（自分のサイトに転載97%、ツイッターに転載96%、ツイッターのアイコンに利用94%）いずれにせよ転載が必要な場合は事前に作者に許可を取った上で引用元を明示して行われるのが望ましいと思われます。
イラスト活動におけるマナーに関してアンケートを行いました。リクエストに関しては、親しくない方からのリクエストでも76%の方が「許容範囲」と回答していますが、異なるジャンルのリクエストに対しては69%の方が「ダメだと思う」と回答しています。スケブでは、やはり混雑している場合や購入していない場合ではマナー違反だと感じられる方が大勢を占めているようです。徹夜問題では、禁止が明示されたイベントでは97%、名言されていないイベントでも58%がマナー違反だと回答しています。
